Windows 10 32ビット機にVS2017をインストールする

uuidの更新の問題は置いて,先に32/64ビットの問題を片付けてしまおう.32ビット Windows 10のShirleybirdにインストールできないという問題が続いている.開発機(64ビット)ではソリューションプラットフォームを①Any CPU, ②Mixed Platforms, ③Win32のいずれにしてもリリース版を起動することができるが,ShirleyではWin32でもインストールできない状態が続いている.VC++ 14の再頒布可能パッケージをインストールするsetupでもエラーが出た.VC++ 14の再頒布可能パッケージはマイクロソフトから直接ダウンロードしてインストールできたが,インストール時のエラーHRESULT=2147024770は解消しない.

2.0.2.088という2018年にビルドしたバージョンではHRESULT = 2147010895エラーになる.コマンドラインからmsconfig.exeを実行してSystem Configuration→Tools→Change UAC settings→Launch→User Account Control Settings→Never notifyを設定しても状況は変わらない.2012年の1.9.9.99でも同じエラーが出る.⇒最終手段として実機にVSをインストールしてビルドしてみよう.

ようやくインストールが完了した.開発パッケージの転送だけでもかなり掛かりそうだ.この機械はともかく遅い.ソリューションを開こうとしてエラーになった.このエラーはVSをアップグレードするたびに出てくるが,VSは開発機と同じバージョンなのでおかしい.

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OKを押して何が起こるかみてみよう.セットアッププロジェクトが未サポートということのようだ.どう対処したのか忘れてしまった.ソリューションエクスプローラには「非互換」と表示されている.⇒ツール→拡張機能と更新プログラムでInstaller Projectを導入する必要がある.

インストールできたが,セットアッププロジェクトについた(非互換)のラベルは消えない.ともかく,デバッグモードでクリーンビルドしてみよう.1本コンパイルするのに15秒以上掛かっているのでビルド完了までには相当掛かりそうだ.⇒ビルドは完了したが,遅いだけでなく誤動作している.VBプロジェクトにFormを追加しようとしているのに項目の追加パネルが出てしまう.しかもプロジェクトを選択という指示を出しているのになんの選択肢も与えられない.しかもサブメニューのどの項目でも同じパネルが出てくる.IDEが壊れているのかマシンが壊れているかのどちらかとしか考えられない.

もうひとつのタブレット(TAMOZ)を試してみよう.画面は小さいがこちらの方がずっと速いし,動作も確実だ.VSのダウンロードを始めたが,VSをインストールするより前にアプリケーションのインストールの可否を確認した方がよいのではないだろうか?⇒ダウンロードと平行してVSのインストールが実行されているので止めようもないが…TamozにVS2017のインストールは終わったが、ゼルコバの木のインストール時に、.NET 2.0.50727 ないし、2.0 を要求される.マイクロソフトのダウンロードサイトには3.5より番号の小さいバージョンは置いていない※. 上位バージョンをインストールしようとすると,すでにこのマシンには.NET 4.8がインストールされていると言われてしまう.

※Googleで検索すると出てくる.x86, x64の指定も効く

.NETの場合は上方コンパチになっていたはずだと思うのだが…なぜこのような動作になるのか?VBの必須コンポーネントには .NET 4.5.2(x86 および x64)が指定されている.この動作はClickOnceに関係しているのだろうか?どうもこの辺りが関係しているようだ.

How to enable Microsoft .NET Framework 3.5 on your operating system

つまり,.NET Frameworkはインストールされているが,有効化されていないということのようだ.有効化するためにはWindowsの機能というコントロールパネルを出して,チェックを入れなくてはならない.

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下位のチェックボックスは空のままでよいのだが,枠が小さくて指でチェックを外せないためそのままOKしたら,Windows Updateになってしまった.タッチスクリーンは箸の先などでは反応しない…電荷が必要なのだろうか?いや,タッチペンの素材はゴムのようなものが使われているので,弾力なのかもしれない…導電性は必要なようだ.

Tamozには2.2.0.008をインストールすることができた.ただし,このマシンは32ビット機と思っていたのだが違う.OSは確かに32ビットだが,CPUはx64ベースつまり64ビット機だ.一方Shirleyの方はOS,CPUともに32ビットだ.Tamozで動作しているのはOSのバージョンとは無関係にCPUがx64であるためと考えられる.このバージョンはWIN32でビルドされているが,おそらくAny CPUでも動作するのではないかと推定される.⇒これは試してみる必要があるが…ともかくAny CPU版を作ってみよう.⇒ビルドに失敗した.

1>C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\MSBuild\15.0\Bin\Microsoft.Common.CurrentVersion.targets(3988,5): error MSB3482: 署名中にエラーが発生しました: ..\Release\app.publish\ZelkovaTree2021.exe の署名に失敗しました。

いままで出たことのないエラーのような気がする.VBのプロパティ→署名でCheckOnce マニフェストに署名するのチェックがオンになっている.オフにしてやってみよう.確かに通った.無意識にクリックしてしまったのだろうか?古いバージョンをチェックしてみた方がよい.⇒確かに以前の版ではチェックは落ちている.TamozではAny CPU版も問題なくインストールできた.Shirleyの動作から見るとVS2017で生成した版はCPU32ビット機では動かないということになるのだが…

どうもShirleyの動作自体芳しいものではないのでそう結論付けるのは早過ぎるような気がする.Shirleyは異常なくらい遅いだけでなく,VSの動作でもかなりおかしな動きになることがある.たとえば,ツールと機能でインストールされているプログラムが見つからないと言うなど…⇒いや,今度はそのエラーは出なかった.どうしようもないほどに遅いが,もう少し使ってみることにしよう.

確かにわたしもかなりボケて来ているかもしれない.無茶遅いマシンなのでできる限りダウンロードの容量を小さくしようとしてケチったものだから,C++用のコンポーネントしか入っていなかった.ゼルコバの木ではVisual Basicを併用している.上記の「VBプロジェクトにFormを追加しようとしているのに項目の追加パネルが出てしまう」という事象が起きるのも当然だ.この追加だけで10GB…

▲タブレットはPC代わりにかなり使われるようになっているが,キーボードやマウスを持たないタブレットではタッチ操作のサポートが必須になってくる.

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