身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

野菜のストックがしおれかけて来たとき,水を掛けたり,水栽培したりして延命させることができるが,それでもしおれっ放しで戻らないときは,野菜が浸るまで水を注いでやるとよい.野菜が水に浮いてくるまでじゃぶじゃぶに水を入れてやると翌日には完全に復活している.

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水をたっぷり張って野菜が謂わば無重力状態のように水中に浮いているようにするというのが肝心なところだ.捨身,身を捨てるということもときには必要なときがある.

SUPPORTSIMPLEGRAPHオフ,「基準ノードの配偶者の配偶者側で展開する@20201230」オフのバージョンで源氏物語全系譜6.1.ZELの全体図を#57 女三宮で開いてい,MARGBOX::GetUpperNodeで親ノード不正エラーが発生する.障害ノードはMARGBOX:#401:#1262 女三宮(1)+#1263 柏木(1)→で,親ノードの位置にNAMEBOX:#1267 小宰相の君(1)が現れている.これはかなりおかしい.

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相互関係を確認するためにインストール済の別アプリで開いてみた.どう見てもこの結婚枠の上位に来るようなノードではない.TribeRelocationの【7.2】完全木検定:すべての系列を完全系列として正準化するステージでMakePairListClean中に起きている.NAMEBOX:GetGoldenCoupleでZTYW婚を削除するタイミングで発生している.削除対象のZTYW婚はMARGBOX:#2006:#1262 女三宮(1)+#1263 柏木(1)→#1265 按察の君(薫付)(1)だ.

削除対象のZTYW婚の本人ノードは按察の君ではなくて,薫 #1204だ.按察の君と小宰相の君はいずれも薫の配偶者で道連れでZTYW婚に連れ出されたものだ.手順の中では本人の薫の仮ノードは削除されているが,配偶者が取り残されて孤立している.⇒ZTYW婚を始末する完結したルーチンRestoreErasedYoungWifeがあるので,それと差し替えることにしよう.これで問題は解決したが,まだ不具合が残っている.

MARGBOX::RestoreErasedYoungWife→ NAMEBOX:RestoreExtractBox→ RetrieveGhost→ RestoreYoungWife→ RestoreExtractBoxで処理後の位置関係の検査で不一致が出ている.⇒検査の意味が不明.抽出枠を復元したとき,親の結婚枠の位置とサイズが不変であることを仮定しているようだが… この論理は廃止でよい.

▲#90 雲井の雁で出口検査で水平スプリットを検出.#91 左衛門督(寄生)でも発生.確かに#218 ※系列でスプリットが生じている.

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検査ルーチンが実動作している可能性があるので,まず,それを見てみよう.検査ルーチンは動作にまったく影響していないようだ.このスプリットはAccidentalCollision→DetectHorizontalSplitでは検出されていない.2018-07-13の決定で「HORIZONTALORDERフェーズまではAccidentalCollisionを実行しない」となっている.InvestigateHSplitsはこのスプリットを検出できるが,この関数は描画ステージ(絶対座標系)でなければ動作しないため,適用できない.また,適用したとしても,系統並び替えの出口でHeapTribeBoxesが実行されるまでは,系統間の距離が定まっていないので検査しても意味がない.

▲#121 明石の尼君で系列優先実ノード不在が出た.#150 ※,#169 中務宮でも起きる.

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