STAGE6.ZELの全体図最長鎖グラフが出た

STAGE6.ZELの全体図最長鎖グラフが出た.この図はSTAGE6.ZELのすべてのカードを節点とするグラフで,親子枝のうち推移枝だけを除いたものだ.通常最長鎖グラフというときには最上段の先祖ノードと最下段の末裔ノード以外の行き止まりノードは削除されているので,これは,最長鎖グラフと呼ぶより,むしろハッセ図と見た方がよい.

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このグラフから具体的な最長鎖を切り出すのは難しくない.基準ノードはこの軸線(最長鎖)には含まれていない.このグラフを取り出すために既存のGetLongestChainを少し加工しているが,現状のGetLongestChainはBuildHasseDiagramとリネームし,GetLongestChainで処理を止めている部分とFindJikusenAncestorの中でMakeAntiChainListを合体して,GetLongestChainとすることにしよう.つまり,BuildHasseDiagramでまずハッセ図を生成し,GetLongestChainではそれから最長鎖を切り出すという手順になる.

さて,これからが本番だ.まず,既存のハッセ図検定で作っているグラフをエクスポートするところから始めよう.ハッセ図の節点は重婚クラスタで枝は親子関係だ.その前に試しておくことがある.SIMPLEGRAPH::ExportGraphではレコードのすべてのフィールドを送っているが,多分必要な部分だけ送ることができるはずだ.まず,そのことを確認してみよう.⇒問題なさそうだ.「番号,性別,氏名,よみ,所属,肩書き,父母数,父番号,母番号,続き柄,配偶者」だけを送るようにした.SIMPLEGRAPH::nodtypeにノードのクラス種別を設定するようになっているのだが,使われていないようだ.ハッセ図を出してみた.上の全体図最長鎖グラフと比べるとかなり違う.

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最長鎖図の世代数は11に対し,ハッセ図は10世代.最長鎖図には軸線上のものを除き,葉が7枚あるが,うち1枚以外はすべ下向きだ.一方ハッセ図では上向きが5枚,下向きが2枚でまったく違うものになっている.なぜか?理由は簡単だ.この2つはそもそも対象グラフが異なる.前者の節点は系図上のカード,後者は重婚クラスタだ.

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