大体仕上がったので,出荷の準備に入ろう.以前一度VAIOにリリース版をインストールして試したことがあるが,今回は,サブノートに載せて動作確認することにしよう.EXEだけでは動かなかったような気がするので,実行するのに最低必要なファイルを確定しておく必がある.
▲BlackHawkにコピーして実行させようとしたが,EXEだけではまったく反応しない.binの下のnet5.0-windowsに入っているEXEを起動して以下のパネルが出た.
ともかく,.NET 5.0をインストールしておこう.これで一応実行できる環境にはなった.EXE+DLLで実行できるかどうか試してみたが,やはり無理なようだ.net5.0-windowsフォルダの中身がそっくり必要なようだ.配布版はパッケージにしてZIPで配布するしかない.配布パッケージ名はPowerGridということにしておこう.これは通常は「電力網」という意味で使われる用語だが,このツールの目玉はなんと言っても「べき剰余マトリックス」なので,適切な名前ではないかと思う.
どうもやはり,BlackHawkは足絡みになってしまうので,落としておくことにしよう.落としては見たものの日本語入力の具合がよくない.画面の左端に変換候補がちらちら現れて使い勝手がよくないだけでなく,反応が遅くていらついてしまう.平常通り,機内モードオン・VPNオンに戻して状態は戻ったが,変換候補が左に出るというのは変わらない.ただし,普通の速度でキーが打てるのでこの程度ならそれほど支障はない.どうも機内モードではファイル共有できないようなので,ファイルの受け渡しはUSBでやることにしよう.
起動時の初期画面でウィンドウが2つ開くというのはやはりノーマルではないので,パネルの方はアイコン化した状態で開くことにした.タスクバー上でホバリングすると「久留島喜内の置き土産」というアイコンが出てくるので,これをクリックするとパネルを開くことができる.タスクバーにピン留めしていなくても,タスクバー上に歯車アイコンが出ているときには,右クリックでアプリを開くことができる.
公開するとすれば,簡単な取説は必要だ.以前のCollatz Tree Generator のマニュアルにならって同系統のものを作ることにする.まず.最終版のCollatz Tree Generator の保管場所を確保しなくてはならない.コラッツではマニュアルは別フォルダで管理している.フォルダがここにあるということは,開発も開発機を使っていたものと思われるので,それも踏襲することにしよう.
マニュアルには図版が大量に入るので,やはり別建てで管理した方がよさそうだ.コラッツマニュアルにはPDF版とHTML版がある.PDF版の方が詳細なので多分こちらの方が新しいバージョンなのではないかと思う.多分最初はOpenOfficeのテキスト文書(*.ODT)として編集し,それをPDFとHTMLにエクスポートしたのではないかと思う.OpenOfficeにはHTML文書ドキュメントの編集機能はあるが,テキスト文書からHTMLにエクスポートする機能は見当たらない(PDFにはエクスポートできる).マスタードキュメントというファイル形式もあるようだが… 名前を付けて保存のところでHTMLが選択できる.従って,通常のODTファイルとして編集するというのでよいと思う.
今回のマニュアルは久留島喜内の仕事の継承という意味合いから日本語ドキュメントとして編集することにする.です/ます調(敬体)にするか,だ/である調(常体)にするかが問題だ.論文調ということであれば,だ/である調ということになるのだが… 導入部などではです/ます調,本文ではだ/である調ということでよいのではないか?いや,最初からである調でいくことにしよう.
開発機にはOpenOfficeはインストールされていない.ドキュメントのバックアップは外付けHDなので,多分VAIOで開発したのだろう.こうなると,やはり無線HDDが欲しくなる.と言っても,いまの環境ではいろいろ手間の掛かる部分もある.機内モードをオフにしなくてはならないとか… VPNもオフにする必要がある.⇒ファイル共有はできた.しばらくはこの態勢でやることにしよう.