LibreOffice に TexMaths をインストール

LibreOffice Math の中で LaTex を使えるようにしたいのだが,拡張機能として追加してもメニューに現れない.LibreOffice Draw のツールバーには「π」が追加されているようなので,ここで使うことにしたのだが,どうもうまくゆかない.πアイコンのクリックで以下のパネルが出る.

image

C:/Users/babalabo/Appdata/Roamingの下には Intel しか入っていない.Roaming フォルダというのはネットから共有できるようにするための仕掛けらしい.Roaming フォルダ内にないとしたら,どこかローカルなフォルダにあるはずなのだが… Cドライブは空き領域 3.94GB ですでにかなり逼迫している.LibreOffice 本体は Program Files にある.TexMaths を使うためには,まずTex 環境を構築する必要がある.

https://qiita.com/js_tea/items/e322e2a66beb2cd9c722

開発環境の方がドライブに余裕があるのでこちらに組み込んでみよう.

https://sourceforge.net/projects/texmaths/files/latest/download

いや,直接ダウンロードするのではなく,OpenOffice Draw→ツール→拡張機能→ほかの拡張機能をオンラインで取得 を実行しないと,メニューに出てこない.⇒いや,違う.検索ボックスで名前で検索し,ダウンロードしたファイルを指定する必要がある.⇒これで接続した.ただし,πアイコンをクリックすると,以下のパネルが出る.

image
OKボタンを押すと,以下のパネルが出る.

image

Cドライブで latex.exe を探してみたが,見つからない.どういうことだろう?拡張機能として追加した時点で生成されているはずなのだが… 上の参照記事には,MikTeX というのを使って環境構築するとあるので,ともかくやってみるしかない.

https://miktex.org/2.9/setup

ここから,basic-miktex-24.1-x64.exe というのをダウンロードした.これは結構大きい(138MB)ので,povo 1.0の24時間使い放題を購入するしかないかも… ⇒残り時間8分になったので,このまま続けよう.⇒やはり,途中で中断してしまうようだ.⇒食事している間に終わった.exe を実行してインストールする.多分,TexMath というのは,外部にプレインストールされている LaTex で動くようになっているのだろう.もう一つ,dvisvgm をダウンロードというのが残っている.

いや,その前にUpdates というのが入ってしまった.122本もあると言う.Updates はよいのだが,下のパネルから移動できない.

image

実行ボタンがないので,←で戻るしかないのだが,効かない.いや,ボタンはあった.下のほうに隠れていた.100箇所くらいミラーがあって,その中から選択するようになっている.国内のサーバーを選択してみたが,かなり掛かりそうだ.こんなことなら最初からpovo1.0の24時間を使った方がよかった… いま,23%なのでなんとかなるだろう.

dvisvgm というのは,DVI→SVG コンバーター(5.4MB)だ.一応,LibreOffice Draw 上で使えるようになった.ただし,この LaTex エディタは編集中に清書出力できない.名前を付けてパネルをクローズすると Draw のフレーム内に表示される.この図形はSVG形式なので,拡大縮小は可能だ.まぁ,使えるようになっただけ,よしとしておこう.多分,サブマシーンでも同じ手順を踏めば使えるようになるはずだ.

くそ,ダメだ.まったく使い物にならない.日本語の読み書きができない.どうも,LaTex で日本語を使うというのはかなり難しそうだ.以下によると,VS Code で Tex を使うという手があるようだ.

【大学生向け】LaTeX完全導入ガイド Windows編 (2022年)

https://qiita.com/passive-radio/items/623c9a35e86b6666b89e

VS Code は日常的に使っている.実際,(多分複数の)Tex エディタを持っている.VS Code ではテキストを編集するだけで,仕上がりを見るためにはPDFに出力する必要がある.わずか10数行のテキストを入力してみたが,変換にやけくそ時間が掛かる.というか,不足しているパッケージがあって,それを何個もインストールしなくてはならない.5,6個は追加したと思うが,まだ終了しない.ダンプを見ると,さっきインストールした MikTex の名前が出てくる.フォントがないというエラーも出ている.明朝の標準書体がないと言っているのだが… Arithmetic Overflow というのまで起きている.何をやっているのだろう?

一度打ち切って,もう一度 >lualatex text.tex を実行してみた.今度は不足パッケージは1個出ただけだが,フォントのインストールを要求された.?を出したところでスクロールが止まっている.どうも,これもこなすまでにはかなり手が掛かりそうだ.⇒リターンで何度か前に進むと終了した.確かにPDFファイルは作られているが,中身はほとんど空っぽだ.全2ページで1ページ目は白紙,2ページ目にタイトルが出てくるが本文はない.

image
やはり,日本語対応していないということだろうか?残念だ.ここで打ち切るのもしゃくなので,上のリンクに従って Tex Live をインストールしてみよう.これは,28.3MB ある.⇒途中で接続が切れてしまったので,ミラーを切り替えてやり直し.⇒インストール完了した.この後,Tex Live Manager を使って,latexmk とlatexmk.windows をインストールし,完了した.VS code で >lualatex test.tex を実行⇒今度は,きれいにPDFが生成できた.

image

まる一日掛かってしまったが,これで Tex テキストを自在にハンドリングできるようになった.少なくとも,読み辛い Tex 構文に悩まされることはもうないだろう.それにしても,WYSIWYG の TeX エディタというのはいまだに存在しないのだろうか?LIbreOffice Math に LaTeX のコードを直接貼り込めるようにできれば十分なのだが…

VS Code には copilot がインストールされているので,copilot に頼んでTeXドキュメントのテンプレートを出してもらった.

\documentclass{article}

\usepackage[utf8]{inputenc}

\usepackage{amsmath}

\usepackage{graphicx}

\title{Your Title Here}

\author{Your Name}

\date{\today}

\begin{document}

\maketitle

\begin{abstract}

Your abstract goes here.

\end{abstract}

\section{Introduction}

Your introduction goes here.

\section{Main Content}

Your main content goes here.

\section{Conclusion}

Your conclusion goes here.

\bibliographystyle{plain}

\bibliography{references}

\end{document}

最小のテンプレートを求めたら,下のようになった.

\begin{document}

Hello, world!

\end{document}

黒木氏のTeX混じりのコメントを清書したいのだが…どうもうまくゆかない.