開発環境でゼルコバの木を動かしてみる.プロジェクトはEドライブ(開発支援)にあったものだ.開始ボタンでビルドが始まった.すべて作り直しているようだ.出力画面の文字が小さい.もう少し大きくしないとかなわない...ビルドが終わるとそのまま実行に移り,画面を開いた.横書き系図だ.
▲Ancestry.zelを開こうとしてエラーになった.
読み取りアクセス違反で例外が発生している.gbox がヌルポインタだという.ソースコードの変数名の上でマウスをかざしても値が表示されない.ZEL に入っていた,「コイン投げ2分木」は開けた.
どうも古い(ゼルコバの木ネイティブの)ファイルは開けなくなっているようだ.一応,プロジェクトのバージョンを確認しておこう.ZELKOVA 2024-06-20というのがあった.おそらく,これが最新と思われる.いや,もう一つその後もある.ZELKOVA 2025-02-06だ.数学系で使い始める前の版は公式リリースにバックアップがある.公式リリースと安定版というのがあり,ほとんど2022年版だが,公式版の中には2023年という日付のものも混じっている.
コラッツなどでもかなりサンプルを作っているはずだが,どこにあるのだろう?今のところ見当たらない.まったく保存していないということも考えづらいのだが...いや,コラッツなどではZELではなく,別形式で保存していた可能性はある.⇒2つの形式がある.①グラフ隣接リスト *.ADLと②一覧表データ形式 *.CSVだ.ADLファイルは見当たらないが,CSVはかなり残っている.
VB\コラッツ予想に分散してCSVがある.いや,ここにはADLファイルもかなりの本数残っている.ゼルコバの木は主にコラッツ予想に関して使われていたようだ.それ以外では使われていた形跡がない.とりあえず,これはこれでよいとしておこう.Dドライブの版とZELKOVA 2025-02-26 はソースレベルで一致した.基本的に最新版とみてよさそうだ.ゼルコバの木に手を着けるとやることが山のように出てしまうので,とりあえず,これでフタをしておこう.
アリアドネの糸巻きに再挑戦することにしよう.開発環境に入っているのは,2023-11-30 に最終更新されたものと見られる.Eドライブにバックアップがあるので,ここから始めることにする.バックアップの方はファイル名に日付を入れておいた.⇒v142 のビルド ツールが見つかりませんというmsgが出た.
「D:\アリアドネの糸巻き\ElsieComeBack\ElsieComeBack.vcxproj : warning : v142 のビルド ツールが見つかりません。v142 ビルド ツールを使用し、v142 をインストールしてビルドします。」
https://qiita.com/sotahi/items/685e8bf25edac39b67ae
個別プロジェクト→プロパティ→構成プロパティ→全般→プラットフォームツールセットでV141(VS 2017)を選択して動作した.
「1>C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\Common7\IDE\VC\VCTargets\Microsoft.Cpp.WindowsSDK.targets(46,5): error MSB8036: Windows SDK バージョン 10.0 が見つかりませんでした。必要なバージョンの Windows SDK をインストールするか、プロジェクト プロパティ ページで SDK バージョンを変更するか、ソリューションを右クリックして [ソリューションの再ターゲット] を選択してください。」
ソリューションの再ターゲットを実行する.SDKバージョンは複数あるが,最新の10.0.22621.0で実行.⇒再ビルドして一つだけ警告が出た.
「4>C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Community\MSBuild\15.0\Bin\Microsoft.Common.CurrentVersion.targets(2110,5): warning MSB3270: 構築されているプロジェクトのプロセッサ アーキテクチャ “MSIL” と、参照 “D:\アリアドネの糸巻き\Release\ElsieProject.dll” のプロセッサ アーキテクチャ “x86” の間には不一致がありました。この不一致は、ランタイム エラーを発生させる可能性があります。プロジェクトと参照の間でプロセッサ アーキテクチャが一致するように、構成マネージャーを使用してターゲットとするプロジェクトのプロセッサ アーキテクチャを変更するか、ターゲットとするプロジェクトのプロセッサ アーキテクチャに一致するプロセッサ アーキテクチャとの依存関係を参照で設定することを検討してください。」
これはとりあえず,無視.いろいろ面倒なので,VS 2022を使うことにする.その前に設定をエクスポートしておいたのだが,うまくインポートできない.無効なデータが含まれているというエラーになる.
「D:\Microsoft Visual Studio\2022\Community\Web\Snippets\HTML\1041\HTML\audio.snippet: 言語の属性がないか、または無効です。」
のようなエラーが何本も出ている.エクスポートしたファイルを読み込んで移植はできたようだ.ただし,複数の警告が出ている.
警告 1: カテゴリ ‘ウィンドウ レイアウト’ ({eb4ba109-a9db-4445-bd09-e7604bcdce84}) はインポートされませんでした。別のバージョンの Visual Studio を参照しており、このカテゴリはバージョン間で移植できません。
警告 2: カテゴリ ‘テストの実行’ ({48d11193-265d-1458-743e-2b88c655b377}) はインポートされませんでした。別のバージョンの Visual Studio を参照しており、このカテゴリはバージョン間で移植できません。
警告 3: カテゴリ ‘外部 Web ツール’ ({b521100c-f698-4018-b1cf-6421fc59fa9b}) はインポートされませんでした。別のバージョンの Visual Studio を参照しており、このカテゴリはバージョン間で移植できません。
警告 4: カテゴリ ‘パッケージの復元’ ({03D27F49-12E4-4282-94F3-03A8AEF90B8F}) はインポートされませんでした。別のバージョンの Visual Studio を参照しており、このカテゴリはバージョン間で移植できません。
どうも,バージョンの異なる環境間で設定を共有するのは難しそうだ.使い慣れた構成にしておきたいのだが...どういうペーンを開いているか現物を見ながら真似してみよう.というか,まず,その前にビルドを通しておこう.⇒なぜだろう?今度はまったくエラーなしに完了した.⇒いや,ダメだ.実行すると,有効なWin32アプリケーションではありません,が出る.Debigモードではv142 がないというエラーが出てしかも,それが解消しない.(v141に設定しているのに)どうも,野壺にはまってしまったような感じだ.
もう一度VS 2017に戻って,最初のバックアップから初めてみよう.⇒最初からV142がないというのが出てくる.VS2019は以前使っていた痕跡があるが,EXEの現物が消えている.この当たりがおかしいような気がする.VS Installer で見ると,VS2019は2019(2)のような表示になっている.ダブってインストールされた可能性がある.起動すると,コマンドプロンプトが立ち上がってくる.一度アンインストールしてインストールし直すことにする.⇒まず,VSインストーラの更新が入って,それからアンインストールが始まった.かなり時間が掛かっている.アンインストールは完了したが,使用可能タブにVS 2019が見当たらない.というか,VS2016 Insiders というのしかない.
VS 2019 Communityはダウンロードできないようになっている.サポート終了ということなのだろうか?まさか,有償化ということではないと思われるが...おそらく,2017や2022も一旦アンインストールしたら復活できないという作りになっているのではないだろうか?さて.どうしたものだろう?VS2019は2024年4月にサポート終了となっている.Communityのインストーラがあればまだ使えるという話もあるが,流石に残っていない.いや,あった!
ただし,VS 2017 Communityだ.これはまだ活きている.出てきた!VS 2019 Community のインストーラだ.すべてインストールすると32GBだ.空き容量があるだろうか?Cドライブが58.9GB,Dドライブが27.4GB,Eには436GBの空きがある.⇒パッケージは3つに分かれていて,そのうちドライブを変更できるのは一つ(製品)だけだ.キャッシュは多分インストールが終了すれば廃棄されるはずだが,SDKなどはCにインストールされる.
