XOOPS(ゼルコバの木ユーザ会サイト)をほぼ完璧に復元できた

明日はわたしの誕生日(74歳).姉から「一日早いけど」と言って赤飯と刺し身の差し入れが届いた.本来なら姉宅でご馳走になっているところだが,コロナ蔓延騒ぎのあおりで中止になった.わさびを切らしていたので仕方なく生醤油で食べることにしたが,口に含んだ瞬間子どものころにお粥で食べた刺し身の味が蘇ってきた.胸をやられて衰弱し高熱が続いて何も食べられなくなってしまったわたしを見かねた親が特別に買ってきてくれたものだ.もちろん家族全員にわたるほどの余裕はないから,兄弟たちの羨望の眼差しを浴びながらうつむいて赤いマグロの切り身を口中に含んだときのあの生々しい舌触りと香り…もしあのとき親が何もしてくれなかったらわたしはもうとっくにこの世にいなかったかもしれない…

まず,始業時バックアップを取ってから始めよう.

xamppのバージョンは 1.6.3a,Apache 2.2.4,PHP 5.2.3,MySQL 5.0.45でphpMyAdminのバージョンは2.10.3.これでXOOPS Cube xxxがほぼ問題なく走るようになった.保存されているSQLの中で最終に近いものとして自家サーバ\XOOPS\mysql31.chicappa.jp.sqlをインポートしてサイトを復元・実行可能にするというのが今日の目標だ.このSQLには屋根裏部屋のWordPressデータも入っているため99MiBもあって読み込むことができない.xpressの分を別ファイルBに切り出して残りをAとした.ファイルAは14MiBでインポートはできたが,動作しない(画面が真っ白になってしまう).データベースinformation_schemaが更新されていないためと考えられる.⇒xoops DB ファイルのxpress 以外の部分を XOOPS A.SQL とした.このSQLでは①information_schema データベースを無条件で生成している.②この中に複数のテーブルを一時テーブル(TEMPORARY TABLE)として新規生成している.③XOOPSデータベース ‘OA00090878_babalabo’ はCOLUMNS.KEY_COLUMN_USAGE,SCHEMATA,STATISTICS,TABLES,TABLE_CONSTRAINTSの各一時テーブルで参照されている.

一時テーブルはセッション終了後には削除されるから,レコードが残らないのは当然だ.それでは,これらのテーブルは何のために生成されているのか?(生成しようとしているのか?)チカッパデータベースではデータベースは個別に管理されているからユーザデータとシステムの管理用データが同じ場所にあるという状態にはなっていないのではないか?この間ロリポ!からダウンロードしたWordPressのSQLを見てみよう.いや,データベースサーバにMySQLで直接アクセスして覗いた方が早い.⇒確かにWP用のユーザデータベースが1個あるだけだ.ローカルのMySQLにはinformation_schemaの他にも,cdcol, mysql, phpmyadmin, webauthなどのデータベースが入っているが,information_schema内のテーブル類はすべてinformation_schemaの内部的な情報であるように見える.

従って,ユーザデータベースとinformation_schemaは基本的に無関係と考えてよい.実際,https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/information-schema.html の記事によると,「USE ステートメントを使用してデフォルトデータベースとして INFORMATION_SCHEMA を選択できますが、実行できる操作はテーブル内容の読み取りだけで、テーブルに対する INSERTUPDATEDELETE 操作は実行できません。」とあるので,information_schema にはユーザサイドでは読み取りだけで一切操作できないと考えてよい.逆に言うと,チカッパからエクスポートした情報の中にinformation_schemaに関する情報が入っているのはなぜか?ということになるが,これは明示的にはアクセスできない情報をつまり通常外からは見えない内部情報を可視化するためと考えてよいのではないだろうか?この解釈でよいとすればデータベース操作は至って簡単なものになる,自分のユーザデータベースを操作すればよいということになるのだから…実際構造的に考えても情報的に言ってそれで十分であるように思われる.

逆に言うとであるとすれば,現在XOOPSにログインできない状態というのはデータベースとは関わりがないということになるのではないだろうか?⇒XOOPS A.SQLを修正してinformation_schemaに関わる操作をすべてコメントアウトした.oa00090878_babalaboをドロップしてからこのファイルをインポートした.エラーは発生しなくなった.しかし,localhostにアクセスすると,画面は依然として真っ白いままだ.データベースユーザを追加してXOOPS専用のアカウントを作れば何か変化があるだろうか?

動作はまったく同じだ.XOOPS_SALTが一致していないということも考えられるが,この値はサイト創設以来一貫して変化していないはずだ.localhost/user.phpでログイン画面を出してログインすれば管理画面でデバッグモードに切り替えができるというアドバイスがあったが,user.phpでも真っ白になる.include/common.phpに直接パッチを当ててデバッグモードに切り替えるという手がある.zelova_configにdebug_modeというのがあるから,これをオンにしてみよう.⇒エラーが出るようになった.

Fatal error: require() [function.require]: Failed opening required ‘D:/xoops_trust_path/modules/dbtheme/preload.php’ (include_path=’.;C:\xampp\php\pear\’) in D:\XOOPS\modules\dbtheme\preload\DbthemePreload.class.php on line 9
Warning [PHP]: require(D:/xoops_trust_path/modules/dbtheme/preload.php) [function.require]: failed to open stream: No such file or directory in file D:\XOOPS\modules\dbtheme\preload\DbthemePreload.class.php line 9

localhostの指定が間違っていたのではないか?DocumentRoot “D:/XOOPS”としているが,これは”D:/XOOPS/html”のはずだ.いや,間違いだ.この版ではhtmlは不用だ.xoops_trust_path/modulesの中にはpicoとprotectorしか入っていない.少なくともdbthemeがなくてはならない…自家サーバ/XOOPSではxoops_trust_pathはXOOPSの内部に入っている.これを外に持ち出す必要がある.⇒!出た!確かに少し進化した画面が表示されている.長らくmantisアタック事件の告知が続いていたが,この版では東日本大震災お見舞いの記事に変わっている.

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さて,これがどこまで動いてくれるかが問題だ.XOOPS管理人babalaboのパスワードは覚えていない.奥の手を使って入ることにしよう.しばらは暫定パスワードとして短いものを使っておこう.デバッグモードで走らせているはずだが,エラーは鳴りを潜めたように収まっている.屋根裏部屋はまだデータをアップロードしていないのだから当然として,ほとんどエラーなしで動作できそうだ.「ゼルコバ通信」を開いて左サイドバーが消えてしまうという事象があるが,ページの内容には問題ない.画面上部のメニューバーを試してみる.HOME, NEWS, MANUAL, FORUM, USERS-CLUBまでは順調だ.BUG-REPORTでは警告が出ている.

Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 25
Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 26
Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 27
Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 28
Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 29
Warning: Cannot modify header information – headers already sent by (output started at D:\XOOPS\modules\mantis\language\ja_utf8\main.php:1) in D:\XOOPS\modules\legacyRender\kernel\Legacy_RenderTarget.class.php on line 30

画面もエラーを検知して下図のようなものが表示されている.

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このエラーメッセージには「改善要求」という言葉が含まれるのでmantisが出しているもののように思われる.DOWNLOADにはジャンプできる.新着ダウンロードのトップは「ゼルコバの木ベータ正式版候補Ver1.9.9.90暫定リリース」 このリンクをクリックするとネット上のzelkova-tree.netサイトにジャンプしようとする.ファイルは/uploads/ZelkovaSetup/に格納されている.アップロードされているリリースの最終版は1.9.9.94だが,これは公開されなかった模様だ.ARCHIVEも開けるがリンクをクリックするとやはりzelkova-tree.netにジャンプしてしまう.いや,中にはダウンロードできるものもある.タモリさんちの超複雑な家系はダウンロードできた.LINKも問題なく動作している.ABOUT, CONTACTまではよいが,PRIVACYでエラーが出た.Object not found!だ.参照しているリンクはhttp://localhost/privacy.php .これは元々存在していなかったのではないだろうか?xpressにはoptions-privacy.phpというのが入っているが…現物はどこにも見当たらない…

左サイドバーの動作を見てみよう.

  • ホーム HOME ○
  • ユーザ会ニュース NEWS ○
  • ユーザ会フォーラム FORUM ○
  • なんでも質問箱 △ 未解決の問題が56件ある
  • ゼルコバの木の使い方 MANUAL
    最初にお読みください ○
    インストールの方法 ○
    ライセンスキーの取得 ○
    ゼルコバの木の画面 ○
    メニューコマンド一覧 ○
    使い方のポイント △ 一部未編集の記事がある
    ショートカットキー割り当て表 ○
    ゼルコバの木用語集 ○
    使い方:アーカイブ ○
  • ゼルコバの木の育て方 USERS-CLUB
    クラブハウスのご案内 △ 未編集
    フォーラムへの投稿 △ 未編集
    バグレポートの書き方 △ 未編集
    系図アーカイブへの投稿 △ 未編集
    Webリンク集への登録 未編集
    ゼルコバの木に水をどうぞ ○
    ゼルコバライセンス規約 △ 未編集
    ライセンスキー一覧表 ○
  • バグレポート BUG-REPORT ❌ エラー画面が表示される
  • ゼルコバの木ダウンロード DOWNLOAD ▲ サイトにジャンプしてしまう
  • 系図ファイルアーカイブ ARCHIVE △ 一部でサイトにジャンプしてしまう
  • 系図Webリンク集 LINK ○
  • 屋根裏部屋 ❌ エラー画面が表示される
  • ニュースデスク ○ 多分これは非公開と思われる
  •  

    左サイドバーのメニューのほとんどはメニューバーの項目と同じでメニューバーに入っていない項目としては①なんでも質問箱,②屋根裏部屋,③ニュースデスクしかない.ゼルコバの木の使い方の下には9つのサブカテゴリがある.使い方のポイントには一部未編集の記事がある.ゼルコバの木の育て方の下には8個のサブカテゴリがあるが,コンテンツはほとんど未編集のまま放置状態.開けるのはゼルコバの木に水をどうぞ→ゼルコバの木開発支援マイクロファンド・キャンペーンとライセンスキー一覧表→ライセンスコードとライセンスキーの対応一覧表(全公開バージョン)だけだ.屋根裏部屋にアクセスすると下記画面が出る.

    image

    ニュースデスクにはゼルコバ通信のバックナンバーが入っている.最新情報はMon 07-Nov-2011の「ゼルコバ通信速報版:ゼルコバの木ベータ早出し版ファイナルリリースをアップロードしましたbabalabo」だ.ユーザ会ニュースにはこの記事が再編集されて公開されている.ニュースディスクというメニューは管理人としてログインしないと表示されないのではなかったろうか?いずれにしてもほぼすべてのページが従前通り表示できることが確認できた.動作的なエラーが出ているのはmantisだけと見てよい.これでゼルコバの木ユーザ会サイトはほぼ復元できたと言ってよいだろう.

    あと残っているのはWordPressのデータをインポートする部分だけだ.これができればいまやっている作業はほぼ大山を超える.いや,実はまだその先がある.現状はxamppとXOOPSを従来通りの動作に戻したというところで,これらを最新バージョンにアップデートした上で動くようにしなくてはならない.サーバのPHPが7になってしまっているので,少なくともそれに対応しないことにはネット上で公開することができないからだ.とりあえず,残りのXOOPS B.SQLをインポートしてみよう.⇒やはり,無理のようだ.現在のBのサイズは85.7MiB.2分割で通るだろうか?

    全体で12660行ある.6000行くらいで分割してみよう.2010年2月~2011年5月までの分を1部とし,それより後ろを2部としてみる.ダメだ!B1が34,769KB, B2が50.9KBになったのだが,B1が通らない.25MBくらいは通っていたはずなので,やはり4分割するしかなさそうだ.PHP.iniの修正はまったく効いていない.分割する前にxamppでPHPのパラメータをチェックしておこう.以下のような値が設定されている.

  • upload_max_filesize 32M
  • memory_limit  32M
  • post_max_size  16M
  •  

    post_max_size と memory_limit は upload_max_filesize より大きい必要があるという説があるのだが,ここでは逆になっている.修正が反映されていないということは場所が悪いためと考えられる.どこかにphp.cnfというファイルがあったのでそちらを参照している可能性はあるかもしれない.c:/xampp/apache/binにphp.iniがある.これではないか?いや,実際Loaded Configuration Fileにはその値が入っている.⇒今度は入ってきた.post_max_size の方がupload_max_filesizeより大きいというのはおかしい気がするので,上と同様post_max_sizeを最小値の120MB,upload_max_filesizeとmemory_limitを最大値の200MBに設定した.おそらくこれで通るだろう.⇒XOOPS Bを一括でインポートできたが,以下のエラーがまだ続いている.

    WordPress のアドレス (URL)にアクセスできません。

    xpress自体が何か設定ファイルを持っているはずだ.WordPressの管理画面に出られた.ただし,画面はかなり壊れている.一般設定というところにWorePressのアドレスというのがあり,そこに http://zelkova-tree.net/modules/xpress という値が設定されている.サイトのアドレスというところにも同じ値が入っている.⇒この2箇所を修正して動作するようになった.

    image

    多分最新の記事はこれだろう.2012年3月11日 源氏4のパックマン全点で解消できない衝突が発生している 8年前のちょうど今頃の時期だ.「源氏4の完全木テストとパックマン全点をPCで並行して走らせておいたのだが,完全木テストの方は5726面:12時間12分21秒で完了していた.パックマンの方でエラーが起きて停止している.」という内容だ.動作はほとんど問題ないように思われる.」 ログインしないとニュースディスクは見えるようにならない.また,バグレポートはログインしないとアクセスできない.一般会員の動作を見たいのでzelkovaアカウントにログインできるようにして会員資格を変えてみよう.⇒zelkovaは特別会員だが管理人ではない.確かに管理人以外にはニュースディスクは見えないようになっている.また,ログインすればバグレポートに入れる.一応ここでバックアップを取っておこう.それぞれXOOPS 2020-03-09 GOOD,xampp 2020-03-09 GOODの名前を付けた.SQLはlocalhost.SQLとして保存された.これにはXOOPSとoa00090878_babalaboを含むデータベースが入っている.

    次の段階に進む準備ができた.xamppとXOOPSを最新バージョンに更新するという段階だ.新しいバージョンのxamppはVer7.4.2なのでxampp7とすることにしよう.xampp new 2020-03-07をxampp7として開始地点とする.いや,これはWin32バージョンだ.xampp NEWを試してみよう.これも32ビットバージョンだ.64ビット版を一度はインストールしているはずなのだが…いや,これもWin32と表示される.もう一度xampp-windows-x64-7.4.2-0-VC15-installerをクリーンインストールしてみよう.これはbitnamiという会社が配布しているバージョンだ.インストールしてxamppコントロールパネルを開いたところ以下のようなエラーが出た.

    2:14:49  [main]     Initializing Control Panel
    2:14:49  [main]     Windows Version:  Home  64-bit
    2:14:49  [main]     XAMPP Version: 7.4.2
    2:14:49  [main]     Control Panel Version: 3.2.4  [ Compiled: Jun 5th 2019 ]
    2:14:49  [main]     You are not running with administrator rights! This will work for
    2:14:49  [main]     most application stuff but whenever you do something with services
    2:14:49  [main]     there will be a security dialogue or things will break! So think
    2:14:49  [main]     about running this application with administrator rights!
    2:14:49  [main]     XAMPP Installation Directory: “c:\xampp7\”
    2:14:49  [main]     Checking for prerequisites
    2:14:49  [main]     All prerequisites found
    2:14:49  [main]     Initializing Modules
    2:14:49  [mysql]     Problem detected!
    2:14:49  [mysql]     Port 3306 in use by “C:\xampp\mysql\bin\mysqld.exe”!
    2:14:49  [mysql]     MySQL WILL NOT start without the configured ports free!
    2:14:49  [mysql]     You need to uninstall/disable/reconfigure the blocking application
    2:14:49  [mysql]     or reconfigure MySQL and the Control Panel to listen on a different port
    2:14:49  [main]     Starting Check-Timer
    2:14:50  [main]     Control Panel Ready
    2:14:55  [Apache]     Attempting to start Apache app…
    2:14:55  [Apache]     Status change detected: running
    2:15:01  [mysql]     Problem detected!
    2:15:01  [mysql]     Port 3306 in use by “C:\xampp\mysql\bin\mysqld.exe”!
    2:15:01  [mysql]     MySQL WILL NOT start without the configured ports free!
    2:15:01  [mysql]     You need to uninstall/disable/reconfigure the blocking application
    2:15:01  [mysql]     or reconfigure MySQL and the Control Panel to listen on a different port
    2:15:01  [mysql]     Attempting to start MySQL app…
    2:15:01  [mysql]     Status change detected: running

    xamppはインストールされていないし,サービスでもないのだからポートは空いているはずなのだが…一度OSを再起動してみる.今度はエラーは発生しなかった.インストーラでインストールしているのだから,setup_xampp.batを実行する必要はないものと考える.PHP 7.4.2 Apache 2.4.41がインストールされている.xampp7のコントロールパネルからAdminでphpMyAdminを開くことができない.DocumentRoot “C:/xampp7/htdocs”だが,phpMyAdminはそれより上の階層にある.コピーしておこう.⇒開けた.さて,後はXOOPSを立ち上げるだけだ.XOOPS Xというのを仕込んであるのでこれを使ってみよう.MySQLの管理者はrootでログイン不用なのでログイン画面は出ない.念のためXOOPS Xをバックアップしておこう.まずい.Apacheが落ちてしまう.⇒httpd.confに修正ミスがあった.localhostでは中身が見えてしまうので,目印にindex.htmlを入れておこう.XOOPS Xの場合にはhtmlがドキュメントルートになっている.ここでlocalhostすると以下のエラーになる.

    Service temporarily unavailable. (Unable to connect to the database)

    xampp7のコントロールパネルからphpMyAdminを開くことはできる.mainfile.phpでMySQLのユーザとパスワードをrootに切り替えたが開けない.データベースをあらかじめ置いておかないとまずいのだろうか?どこかに最小限のSQLがあったと思われるので探してみよう.前に動かしていたときのSQLがある.このSQLではperformance_schemaは作らないが,phpmyadminとtestデータベースを作っている.IF NOT EXISTSが入っているので多分問題ないだろう.

    #1050 – 表 ‘pma__bookmark’ はすでに存在します。

    というエラーは出たが,多分余計なことはやっていないだろう.ここではいつものoa00090878_babalaboを作っている.prefixはzelkovaだ.これでスタート画面を出すことができた.adminでログインできたが管理者メニューが追加されたくらいで画面はあまり変わらない.管理画面→導入・アップデート管理でエラーが起きる.

    image

    リンクは http://localhost/modules/xupdate/admin/index.php?action=UserPassColumnLenFix&xoops_redirect=%2Fmodules%2Fxupdate%2Fadmin%2Findex.php%3Faction%3DModuleView だ.このエラーは前にも出ていたがどうやって抜けたのか忘れてしまった.このエラーが起きるとログインパスワードがロックされる.現在XOOPS Xにロードしているデータベースのテーブルは42個.登録ユーザはadmin一人だ.XOOPS Xをインストールしようとしたときかなりのエラーが出たのでpm, dbtheme, cubeUtils, bulletinを削除している.xamppで動かしていたXOOPSからすべてのモジュールをコピーしておこう.XOOPSには34個のモジュールがある.XOOPS Xには26個しか入っていない.XOOPSのモジュールには複数バージョンも含まれているが…XOOPSのモジュールは古い可能性があるので,XOOPS Xのバックアップからコピーして上書きしておこう.ダメだ!却って悪くなってしまった.xoops_trust_pathもコピーする必要がある.上と同様最初にXOOPSからコピーを取って,その上にXOOPS Xを被せるようにする.いや,単に「ファイルを置き換えないようにする」だけでよかったのでは?まぁ,やってしまったのだからそうするしかない.⇒動作するようになった.モジュールは9個インストールされている.導入・アップデート管理が動作していないというのは同じだ.それ以外の画面にはすべて遷移できる.

    このエラーはERR_TOO_MANY_REDIRECTSというエラーが起きていることを示している.ChromeのRedirect Pathというツールを導入してみる.XOOPS Xは新しいのでhttpsを使っているか使おうとしている可能性がある.これを解決するにはSSL証明書をインストールしSSLチェックを実行することが必要.しかし,今の事象には関わりがない.ApacheではすべてのHTTPトラフィクをHTTPSにリダイレクトする簡単な方法が存在する.

    ERR_TOO_MANY_REDIRECTSというエラーは比較的よくあるエラーのようだが…2020-03-06の記事の末尾に上記の画像が貼ってあるが,そのあと唐突に「一応ある程度までは無害動作するようになったが,さて,このあとどう展開すればよいのか?それが問題だ」で終わっている.このときも今回と同じく「導入・アップデート管理」ボタンを押して上記が起きるという事象なのだが,「無害動作」というのがこの問題の解決を意味しているかどうかが問題だ.導入・アップデート管理は比較的最近導入された「新機能」であると思われるが,必ずしも不可欠ではないようにも思われる.そのように判断して「無害動作」と言っているのかどうか?その翌日の2020-03-07にようやくユーザ会サイトのトップページを表示するところまで漕ぎ着けるのだが,相当ややこしいことをやっている.いずれこの作業をもう一度やるしかないのだが,その前にXOOPS Xの揺るがない土台を築かなくてはならないのではないか?XOOPS Xをインストールしてここまではそれほど長い道程ではないと思われるので,もう一度一からやり直した方がよいような気がする.

    X-UpdateというモジュールはXOOPS Xでは標準モジュールなのだから,最初から「導入・アップデート管理」ができない状態にはならないのではないか?legacy-corepack_20180208をクリーンインストールするところから始めることにしよう.このフォルダをD:に配置し,XOOPS Xとリネームしてapacheからlocalhostでアクセスするとインストールが始まる.大量の警告とDeprecated, Fatal Errorsが出るがインストールは完了する.データベース名などは既存のものを踏襲する.管理者IDでログインすると導入・アップデート管理が開けるようになっている.ネットには接続した状態でアクセスしている.

    image

    インストール可能なモジュールがリストアップされている.インストール済のモジュールは7種.moduleには9個入っている.インストールされていないのはmessageとprotectorの2つ.protectorはインストールできたが,messageは以下のようなFatal Errorになった.

    Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined method Legacy_ModuleInstaller::Legacy_ModuleInstaller() in D:\XOOPS X\html\modules\message\admin\class\myInstaller.class.php:16 Stack trace: #0 D:\XOOPS X\html\modules\legacy\admin\class\ModuleInstallUtils.class.php(136): Message_myInstaller->Message_myInstaller() #1 D:\XOOPS X\html\modules\legacy\admin\class\ModuleInstallUtils.class.php(79): Legacy_ModuleInstallUtils::_createInstaller(‘message’, ‘installer’, ‘Legacy_ModuleIn…’) #2 D:\XOOPS X\html\modules\legacy\admin\actions\ModuleInstallAction.class.php(141): Legacy_ModuleInstallUtils::createInstaller(‘message’) #3 D:\XOOPS X\html\modules\legacy\admin\actions\ModuleInstallAction.class.php(128): Legacy_ModuleInstallAction->_getInstaller() #4 D:\XOOPS X\html\modules\legacy\class\ActionFrame.class.php(140): Legacy_ModuleInstallAction->prepare(Object(Legacy_Controller), Object(XoopsUser)) #5 D:\XOOPS X\html\core\XCube_Delegate.class.php(349): Legacy_ActionFrame->execute(Object(Legacy_Controller)) #6 D:\XOOPS X\html\core\XCube in D:\XOOPS X\html\modules\message\admin\class\myInstaller.class.php on line 16

    ダメだ!ほとんど使いものにならないのではないか?警告があまりうるさいのでデバッグモードを止めてみたが,却って完全な白紙のハング状態になってしまう.完全なクリーンインストールをやっているのだから,エラーなしでインストールできなくてはならないと思うのだが…ここまで動きが悪いと手も足も出ない.あと試せる方法としてはXOOPS Xを止めて公式版のXOOPS Cubeをインストールしてみるくらいしかない…特にエラーが発生するたびに管理者パスワードが書き換えられるというのはルール違反ではないのか?Xupdateを使うためには常時ネットに接続していなくてはダメらしいというところも致命的なところだ.しかし,XOOPS Cube Legacy 2.2.3というと2014/4/3まで戻ってしまう.逆に言えばそれだけ安定しているということかもしれないが…2.2.3というのはベータ版だ.そこで止まってしまっているというのもかなり考えものだ.2.2.2というのは一度ダウンロードしたことがある.

    legacy-r2_2_03_Beta_1をダウンロードした.XoopsCubeとリネームしてインストールしてみよう.⇒これは英語版だ.データベースを生成する時点でFatal errorになってしまう.

    Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function mysql_connect() in D:\XoopsCube\html\class\database\mysqldatabase.php:86 Stack trace: #0 D:\XoopsCube\html\install\class\dbmanager.php(51): XoopsMySQLDatabase->connect(false) #1 D:\XoopsCube\html\install\class\dbmanager.php(62): db_manager->connectDB(false) #2 D:\XoopsCube\html\install\wizards\install_checkDB.inc.php(14): db_manager->isConnectable() #3 D:\XoopsCube\html\install\index.php(100): include(‘D:\\XoopsCube\\ht…’) #4 {main} thrown in D:\XoopsCube\html\class\database\mysqldatabase.php on line 86

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