重婚クラスタ検定論理の修正

TOPOLOGY::BuildSameGeneMarriageGraphを修正して,ステージ【3】婚姻関係にある2つの人名を連結する枝をグラフに追加するの段で「直系血族婚関係を重婚クラスタグラフからあらかじめ排除する」ようにした.また,重婚クラスタ循環が存在するとき,親子枝の親ノードPの配偶者の配偶者関係を切断する処理で,配偶者Aの配偶者Bとの関係が配偶者Bの唯一の結婚の場合には切断しないように修正した.

これはこの切断によって配偶者Bが孤立してしまうことを防止するためである.この関係を切断しなくても,クラスタの世代分割には支障はない.配偶者Bは配偶者Aとともに親ノードPのクラスタに移籍するようになるからだ.これで,少なくとも大臣(葵)系列と蔵人の少将 (夕顔)系列で発生していた,「絶対世代番号と物理世代番号の不一致」は解消したが,まだ複数の「絶対世代番号不一致」が残っている.

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この中には,先帝系列,※6系列,※7系列,按察の大納言(若紫)系列が含まれているが,問題は系列優先ノードとその他のノードとの位置関係にある.このブロックの中心は先帝系列でその優先ノードの紫の上(若紫)が光源氏との直系血族婚関係にあるため多重出現していることが関係しているのではないか?だとすれば,どうすればよいか?

系列優先ノードでsamecycle属性を持っているノードが14点,breakup属性を持っているノードが4点ある.samecycleは循環の発生している重婚クラスタに属するノードで,breakupは循環を解消するために削除された婚姻枝の当事者ノードだ.breakupノードは一般にsamecycleノードでもあるが,紫の上(若紫)は上記修正により,重婚クラスタ検定に入る前に直系血族婚関係で除去されているため,breakup属性しか持っていない.breakup属性を持つ優先仮ノードには以下がある.

  1. TRIBEBOX #15205 先祖=#8765 一院(0)[1] 優先=#8612 光源氏(0) 始系列
  2. TRIBEBOX #15349 先祖=#10533 先帝(0)[4] 優先=#50277 紫の上(若紫)(3)→#17138 紫の上(若紫)(1)
  3. TRIBEBOX #15593 先祖=#10516 衛門督(箒木)(0)[15] 優先=#18334 空蝉(1)→#10346 空蝉(0)
  4. TRIBEBOX #16087 先祖=#10414 三位中将(0)[28] 優先=#18734 夕顔(2)→#8612 光源氏(0)

このグラフのクラスタ図を見てみよう.

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※6系列と※7系列が中務宮と同じ世代まで下がっているところが特徴的だ.※3と並ぶ※2系列は実際の出力では左端に移動しているが,高さは変わらない.実際の系図出力は下図のようになっている.

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系図全体の世代高さは同じ9世代だが,クラスタ図には冗長なところが存在しない.どこでこの差異が発生しているのかを突き止めなくてはならない.紫の上のカードは2つ出ている.紫の上(0)は葵の上の直下の子ども枠内で絶対世代番号と物理世代番号は一致している.紫の上(1)はその一つ上の世代,光源氏の結婚枠内で絶対世代番号5に対し,物理世代番号は4になっている.

クラスタ図上には人名カードの重複は存在しないから,クラスタ図上では絶対世代番号5の位置にあり,他の場所から参照される場合もその位置で参照されているはずだ.先帝系列の優先ノードを紫の上と決定したときの選択に誤りがあるのではないだろうか?つまり,クラスタ上で決定した位置に配置されるべきノードを選択すべきだったのではないだろうか?⇒少なくとも系列優先実ノードの絶対世代番号≠物理世代番号であることが決定因であることは間違いなさそうだ.

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