Windows Live MailからThunderBirdへの移行が完了した

Windows Live MailからThunderBirdへの移行が完了.ThunderBird形式以外の保存形式でフォルダ構成を維持しながらエクスポートすることができないのでこの移行は後戻りできない.ThunderBirdは現在圧倒的なシェアを誇っているが,いつの日かまたThunderBirdから他のメーラに移行しなくてはならない時が来るかもしれない.しかし,そのときになれば誰かがThunderBirdからの移行ツールを作ってくれていることだろう.確かにThunderBirdは現時点における最強のメールソフトだ.WLMには外部ファイルシステムでファイル操作すると論理フォルダと物理フォルダの不整合が発生してしまうなどのさまざまな弱点があったが,TBはそれらをほぼ克服している.TBの優位性の一つとしてフィルタリングシステムが完備していることを挙げておこう.フィルタリングシステムは受信メールを自動振り分けするための仕組みだが,フィルタとフォルダはほぼ一対一に対応していると考えられる.このフォルダをどこに移動してもフィルタリングの動作には影響しない.

フィルタリングルールを設定することとデータの保存構造(フォルダ構成)の決定は密接に関連している.これは情報管理そのものであり,将来的にはAIが全面的にサポートするように進化することになるだろう.今回の再編成で考慮したポイントをまとめておこう.

  1. 現在アクティブな本人メールアカウントは2つ,それ以外に過去に使っていたユーザ会サイトのメールアカウト(管理人・事務局など),および携帯メールアカウントなどがあるが,内部的には混合して扱う 実体として①プライベート,②馬場研究所,③ゼルコバの木ユーザ会を区分
  2. 返信メールはつねに受信メールと同じフォルダに収容する
  3. 1外部アカウント(サイト)は1フォルダ,1フィルタリングルールに対応する ただし,複数アカウント(from/to)がグループとして認識される場合には1フォルダに収納する
  4. フォルダは受信専用であるかないし送受信両用であるかのいずれかである 受信専用フォルダは外部,送受信を受け持つフォルダは内部として切り分ける ただし,情報配信サイト(外部)のカテゴリには双方向(送受信)のメーリングリストなどが例外として含まれる 自サイト運用に関わるフォルダは内部とする
  5. もっぱら情報配信のみを行う情報サイト(メディア)と営業的サイト(物品・サービスの提供)を切り分ける ただし,NPOは後者に含まれる 情報配信サイトは技術系・学術系・SNS系・その他に区分する
  6. ユーザ登録など情報サイト(外部)との間で交わした契約関係のメールなどは別途内部の「アカウント・利用規約・サポート」フォルダに保管・管理する 「アカウント・利用規約・サポート」ルールに設定できない場合は手操作で移動する
  7. 営業的サイトのうち貨幣的取引を伴うサイトをそれ以外から切り分ける 銀行取引は独立の外部カテゴリとし,それ以外の恒常的実取引サイトは内部(取引先)として位置付ける
  8. 単発的実取引サイトは外部とし,貨幣的取引に関わるメールは別途内部の「発注・請求・支払い」フォルダに記録・管理する 「発注・請求・支払い」ルールに設定できない場合は手操作で移動する 単発的実取引サイトは技術系とそれ以外を区分する
  9. 内部に属するフォルダ(恒常的実取引サイト)ないしその一部ですでに終結しているものはアーカイブに移転する
  10. 障害発生などセキュリティ上の警告を受信するフォルダ(複数)を設置
  11. 独立のフォルダを立てるに及ばない雑多なメールを格納するフォルダを別途(数種)設ける
  12. 現在営業休止中のため,恒常的実取引サイトに該当するサイト(取引先)は自サイト運用に関わるサイトしか存在しない 過去の取引先の一部はアーカイブに保管されているが,FAX時代の取引記録は電子化されていないためペーパーで保管 ⇒ 将来的には電子化
  13. 「アカウント・利用規約・サポート」や「発注・請求・支払い」などフィルタリング ルールを設定できないメールには(散逸を防止するため)★マークを付与しておくことが考えられる ★マーク機能はいまのところまったく使われていない ⇒ 実行した

さて,次に進む前にログを読み直しながらWindows Live MailからThunderBirdへの移行に際して必要となった作業をまとめておくことにしよう.作業を開始したのは2020/03/15「修理に出していた 2 in 1 タブレットが戻ってきた」からだ.

  1. Windows Live Mail 2012はWindows Essentialに含まれているが,すでにサポートが終了しているため以下のアーカイブからダウンロードしてインストールする http://web.archive.org/web/20170120121901/http://wl.dlservice.microsoft.com/download/F/A/D/FAD48A38-8F81-4DA1-8302-EFAB6FEC4A92/ja/wlsetup-all.exe
  2. microSDにはWLMの保存フォルダを置けない(フォルダが選択できない) 東芝ポータブルHD700GBをミニノート(2 in 1)に接続できない
  3. 古い外付けHDをミニノートに接続してmicroSDからWLM保存データを転送 ⇒ 失敗
  4. 古い外付けHDをメイン機に接続してWLM保存データを転送
  5. ミニノートでWLMの保存フォルダを古い外付けHDに設定
  6. WLMの起動に失敗する:お使いのカレンダーに破損されているデータが含まれているため,Windows Live Mailが強制終了しました.(0x8E5E0408) このエラーはRecordTooBigForBackwardCompatibility:record would be too big if represented in a database format from a previous version of Jet.を意味する
  7. アドレス帳は空になっている
  8. 410MBのMail.MSMessageStoreというファイルを削除 *.chk, *.log, *.sqmファイルをすべて削除した.calendarsというフォルダ(ほとんど空)その他,空のフォルダを削除,拡張子 jfm, jrs, xml およびアカウントデータ以外はすべて削除して起動できた.ちらっと「データベースを復旧しています」を表示したあと,下記を出して停止:Windows Live Mailを起動できませんでした.アプリケーションはWindows Live メール メッセージストアを開けませんでした.現在お使いのWindows Live メール メールボックスデータは,ウィルススキャンプログラムなど他のプログラムで使用されています.…(0x800C0155)
  9. カスペルスキーで外付けHDをスキャン ⇒ 失敗:外付けHDの死亡宣告
  10. ミニノートのUSB3.0コネクタを使って東芝ポータブルHDを接続できた
  11. カスペルスキーで東芝ポータブルHDを完全スキャンする
  12. WLMからGmailにログインできない ⇒ Gmailでセキュリティの低いメーラーを使うオプションを選択
  13. Gmail(IMAP)の受信箱には3545本メールが入っている.ある特定の文字列を検索→すべてのメールを検索しますか?にはいと答えたら「変更を更新しています」のパネルを出したままハング状態
  14. Gmail受信は「フィッシィング詐欺メールの可能性があるメッセージをダウンロードしました」で停止
  15. Yahooメール(POP)にログインできない ⇒ メール管理→IMAP/POP/SMTPアクセスとメール転送で設定を変更 ⇒ メールの設定画面の右上スクロールしないと見えない位置にに保存ボタンがある
  16. カスペルスキーが東芝ポータブルHDのルートキットスキャンを実行
  17. Meryはテキストファイルしか検索しないのでWindows Live Mailの保存フォルダを検索できない ※[エクスプローラ→ファイル→オプション→検索→ファイル名と内容を常に検索するをオンにして検索できるようになった]
  18. ThunderBird 68.6.0 (32ビット)をダウンロードしてインストール ⇒ 小額寄付しようとしたがカードが弾かれた
  19. ThunderBirdのデフォルトのデータ保管場所はC:\Users\babalabo\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\
  20. Gmailに接続してメールをダウンロード
  21. ImportExportTools NGをインストール
  22. 三メニュー→ツール→設定とデータのインポート→設定→Windows Live MailでWindows Live Mailの設定をインポート
  23. 馬場英治アカウントがダブっている これはWLMからインポートした設定に馬場英治が含まれていたためだ
  24. ツールパネルにImportExportTools NGが現れないので,以下から最新バージョンをダウンロードしてインストールしたが状況は変わらない https://addons.thunderbird.net/ja/thunderbird/addon/importexporttools-ng/?src=cb-dl-mostpopular
  25. WLMメールをエクスポート
  26. 重複ファイル検索削除ツールFileMany Ver2.1.9.1b 64bitをダウンロードしてインストール エクスポートしたWLMファイルの重複ファイル774本を削除する
  27. WLMの保存フォルダをFileManyで重複検査し,38,384本を削除
  28. 重複削除後のWLMをエクスポート
  29. フォルダを選択→右クリックで出るメニューの一番上にImportExportTools NGが出てくる.このサブメニューの中にImportExportTools NGのすべてのコマンドが入っている 
  30. Web上のGmailからエクスポート→Googleドライブに保存(2GB) この操作は相当時間が掛かる
  31. 「フォルダからすべてのemlをインポート(サブフォルダを含む)」でSLMのStorage Folderにあるすべてのファイルとフォルダを直接インポート
  32. 重複していた馬場英治のアカウントを削除
  33. 移行作業中にイレギュラーな状態になっていたフォルダの復旧:この点に関しては2020/03/19に詳しいメモ書きがある
  34. TBには物理的に温存されたすべてのメールが保持されている WLMとTBを完全に同期させるという目標で調整を行う:2020/03/20にこの作業の詳しいメモ書きがある
  35. ヤマダ電機でHDMIの切替器を購入:メイン機・ミニノート・タブレットからワイドスクリーンにビデオ出力できるようにした タブレットをワイドスクリーンに接続して障害が発生
  36. タブレットで①ディスプレイドライバーの更新,②Windows Updateを実行,Windows 10 Version 1909をインストール,③スタートメニュー→Windows管理ツール→メモリ診断を実行→OK,④ハードディスクチェック:スタートボタン→右クリック→PowerShell→chkdisk c: /F,⑤システムファイルチェッカーツールを使用
  37. TBとWLMの同期作業の続き 2020/03/20に手順リストがある
  38. ThunderBirdとSLMを完全に同期させるという試みを断念 Windows Live Mailに別れを告げる
  39. GmailからダウンロードしたファイルをTBにインポート
  40. WMLの2つのアカウントの送受信を停止
  41. TBのYahooアカウントで受信を開始
  42. オプション→詳細→一般→システム統合→Windows Searchによるメッセージの検索を可能にするという選択肢があった ⇒ 設定したが効果はない
  43. フィルタリングルールを追加しながらGmail, Yahooアカウントのメールを逐次ローカルフォルダに設置した新しいフォルダに選別・移動する
  44. ディスク上の受信メールの保存場所はアカウントごとに設定できる ローカルフォルダ,添付ファイルの保存先も独立に設定できる ⇒ これらをEドライブのThunderBird Dataに置く
  45. GmailとYahooの受信メールにフィルタリングを適用する ⇒ Gmailのサーバー上にある大きなフォルダのダウンロードは実行不可 ⇒ 5~600本単位でダウンロードすればスムーズに進む
  46. 相当数の重複ファイルが残っている
  47. TBが保持していたGmailのアーカイブ3個を削除
  48. 現在設定されているフィルタールールの個数は274.これは大まかにこのメーラーに配置したフォルダの数に等しい ⇒ いや,違う.WLMの保存フォルダには520個くらいのフォルダがあり,その一部は今回の移行で削除されているが,少なくとも300個以上は残っているはずだ.従ってフォルダの個数は全体で600個くらいはあるものと推定される

現在Gmailの受信箱には114通,Yahooには21通入っている.これはおよそ2日分の着信メール数に相当する.現状では1日平均60通~くらいのメールが入ってきているように思われる.テストを兼ねてこれらをアーカイブしてみよう.⇒きれいに配信できた.試しにAVGにアーカイブを仕掛けてみたところすべてのファイルが未分類に移された.うち2本はAVGと無関係だった.TBのフィルタはそのファイルがいるべき場所にいるときでも最後までフィルタを実行してしまうようだ.従って,「アーカイブ」をローカルフォルダ内のフォルダで実行するというのは原則としてあり得ないということになる.しかし,ローカルフォルダ内で一律フィルタリングを禁止するというのも使い勝手が悪い.

タブレットにApple Softwear Updateの通知が入り,iCloud for Windowsのインストールを進められたので試しに導入してみた.使うかどうかはわからない.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA